期間終了まで

計画通りに進まないとき

  • 自分は意志が弱いのかもしれない
  • 根性がある人はできるんだろう
  • 自分にはできないかもしれない

こう思ったことがあるかもしれません。しかし、最初にお伝えしたいことがあります。これは、意志が弱いから起きているわけではありません

こんな経験はありませんか?

  • 学校から帰ってきた時点で疲れている
  • 少し休むつもりがスマホで40分消える
  • 計画がズレて「今日はもういいや」となる

これらは、受験ではよくある失敗です。しかし、受験は「やる気がある人」が勝つゲームではありません。

勉強計画が続く人の特徴

計画がある程度想定通りに進む人は、疲れている日でも勉強を始められ、計画が崩れた日でもその日に合わせて立て直しながら、継続的に勉強量を積み上げられる仕組みを作れている人です。

つまり、やる気に左右されるのではなく、自分にとって自然に継続できる仕組みを作れた人が強いということです。

こんな勉強計画 good

毎日完璧に進めることを前提にした計画ではなく、調子の波がある日でも調整しながら、勉強量を安定して積み上げていける計画

    受験勉強で強いのは、満足度の高い1日を作ることではなく、現実の自分でも実行できる計画を作ることです。どれだけ理想的な計画でも、始められなかったり、継続して続けられなかったりすれば、その勉強計画の意味は薄れてしまいます。

    逆に、疲れた日でもすぐに始められたり、計画が崩れても調整しながら少しずつ立て直せたりするのであれば、その勉強計画は効果的です。大学受験では、この差が後半になるほど大きく表れます

    現実の自分でも実行できる勉強計画を作るには、以下の3つの要素を意識することが重要です。

    やることが曖昧だと、人は動けません。逆に、最初の一歩が具体的だと始めやすくなります。

    例えば、英語のディクテーションの次に物理の苦手分野の演習を入れるなど、重い内容を続けて並べると、途中で手が止まりやすくなります。軽い内容と重い内容をうまく組み合わせることで、勉強の流れは途切れにくくなります。だからこそ、内容だけでなく順番も意識することが大切です。

    問題を解いて終わり、参考書を読んで終わり、という勉強だけでは、その場では分かったように感じても、翌日にはかなり抜けてしまいます。ですが、簡単な復習のタイミングを入れ、学んだ内容を思い出す工程を少し加えるだけで、知識の残り方も、積み上がり方も大きく変わります。

    気をつけるべき5つ

    • 勉強し始めの学習内容が重すぎる
    • 重い勉強内容が連続している
    • 緻密に組みすぎて調整が難しい
    • 復習を組み込む余白がない
    • 計画ではなく願望で組んでいる

    勉強計画の設計で失敗するパターンは、ある程度共通しています。少しだけ休むつもりだったのに、スマホを触っているうちに40分、50分と過ぎてしまう。遅れを取り返そうとして計画を詰め込みすぎた結果、翌日にさらに失速する。

    こうしたことは、やる気がない人に起きるのではなく、むしろ頑張ろうとしている人にこそ意外と多く見られます

    • 優先したい内容が絞られている
    • 学習内容を思い出す時間がある
    • 崩れた日もゼロの日にしない
    • ズレても計画を組み直せる
    • 計画が立派すぎて実行率が低い
    • 復習を後回しにして次々と進む
    • 遅れをその日で取り返そうとする
    • 1日崩れると自分はダメだと責める

    伸びる受験生は、完璧な計画を作れる人ではありません。優先順位を絞り、復習の時間を取り、崩れた日もゼロで終わらせず、ズレたら組み直せる人です。

    逆に、伸びにくい受験生ほど、立派な計画にこだわりすぎて実行率が下がり、復習が後回しになり、1日の遅れで大きく崩れやすくなります。

    ここからは実践編です。1日の勉強計画は、基本的にこの流れで組むと、無理なく続けやすくなります。


    まずは、自分が勉強する科目を「嫌いな順」に並べます。嫌いな科目ほど順位が1に近く、好きな科目ほど順位が1から離れるように書いてください。

    たとえば、得意な科目でも、気が重いなら1に近い順位を入れて構いません。逆に、苦手でもそこまで嫌ではないなら、1に近い順位にしなくて構いません。

    勉強科目嫌い順位
    英語2
    数学6
    物理5
    化学4
    国語1
    地理3
    嫌いな勉強科目の順位例

    次に、自分がやるべき勉強の中から、タスクが軽い内容をざっくりでよいので簡単にリストアップします。例えば、一般的には以下のようなものが代表例として挙げられます。

    • 単語・熟語の暗記
    • 前日の暗記内容の復習
    • 一問一答の確認テスト
    • 公式や用語の確認
    • 学校・塾の少量の課題

    「嫌悪感が小さい科目」と「タスクが軽い内容」が決まったら、いよいよ最初にやる勉強内容を決めます。嫌いではない科目から順に見ていき、その中に「タスクが軽い内容」があれば、それをSTEP1でやる勉強内容にしましょう。


    • 参考書の予習・復習
    • 模擬問題集のテスト
    • 模試の解き直し・分析
    • 過去問演習
    • 音読・ディクテーション
    • 英文解釈・英作文
    • 学校・塾の大量の課題

    このとき、自分にとって重く感じるかどうかも想定しておくと理想的です。例えば、同じ英語でも、「英作文は楽しいから重く感じないが、単語暗記は嫌いでしんどい」という人もいれば、「単語暗記は楽だが、英作文は集中が切れやすくて苦手」という人もいます。

    勉強内容嫌い順位
    参考書の予習復習3
    模試の解き直し1
    公式や単語の暗記2
    過去問演習4
    嫌いな勉強内容の順位例

    「嫌悪感が大きい科目」と「タスクが重い内容」が決まったら、次にやる勉強内容を決めます。嫌いな科目から順に見ていき、その中に「タスクが重い内容」があれば、それをSTEP2でやる勉強内容にしましょう。


    「嫌悪感が中程度の科目」と「タスクが中程度の内容」が決まったら、次にやる勉強内容を決めます。ここまでに決めた中程度の科目の中に「タスクが中程度の内容」があれば、それをSTEP3でやる勉強内容にしましょう。