完成させる文章
1\(x=0\) を代入すると,
2 \[ |0-1|+|0-3|=1+3=4 \] となり,不等式を満たす。
3しかし \(0\) は \(1≦x≦3\) を満たさない。
4よって \(|x-1|+|x-3|≦4\) を満たしても,必ず \(1≦x≦3\) を満たすとは限らない。
答え:満たさない
この問題は、「必ず」という言葉が本当に正しいかを確かめる問題です。問題文が聞いていることを、わかりやすい言葉に直すと次のようになります。
「\(|x−1|+|x−3|\) の計算結果が \(4\) 以下になるときの \(x\) の値は”すべて”、 \(1\) から \(3\) の間に入っていますか?」
もしこれが本当なら、条件を満たす \(x\) の値は例外なく、すべて \(1≦x≦3\) の中にあるはずです。
逆に言うと、条件を満たしているのに、\(1≦x≦3\) の中に入っていない \(x\) の値が \(1\) つでも見つかれば、「必ず \(1≦x≦3\) を満たす」とは言えません。
そこで、\(1≦x≦3\) の外にある \(x\) の値をわざと \(1\) つ試してみます。ここでは \(x = 0\) を使います。まず計算します。
\[ |0−1|+|0−3|=1+3=4 \]
\(4\) は \(4\) 以下を満たすので、\(x = 0\) は \(|x−1|+|x−3|≦4\) という条件を満たしています。
しかし、\(x = 0\) はどうでしょうか。\(0\) は \(1\) より小さいので、\(1≦x≦3\) は満たしていません。つまり、
- 計算結果の条件は OK
- でも \(1\)〜\(3\) の間には入っていない
という \(x\) の値が見つかりました。
この時点で、「必ず \(1≦x≦3\) を満たす」という言い方はできません。したがって結論は、
\(|x−1|+|x−3|≦4\) を満たしても、必ず \(1≦x≦3\) を満たすとは限らない。つまり、「満たさない」ということになります。
\(x=4\) のときも、
\[ |4−1|+|4−3|=3+1=4 \]
となり、条件を満たします。そして \(4\) も \(1≦x≦3\) の外なので、これも「必ず」を否定する例になります。
「必ず〜か?」と聞かれたら、「例外が \(1\) つでもあるか」を探すこと。
