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長時間勉強を可能にする要素は、やる気やモチベーションではなく、瞬発力環境です。

瞬発力とは、何かをしようと思った時、すぐに一歩が出る力のこと。

環境とは、そこに身をおくと意識をしなくても勝手に行動が促される状況のこと。

この2つが揃えば、長時間勉強は想像しているほど難しいものではなくなります

では、具体的に何をすればよいのか。手順は以下になります。


  • 普段の勉強場所として使える候補をできる限り挙げる
❶ 自室
❷ リビング
❸ 自宅の廊下
❹ 図書館
❺ 公民館
❻ ファミレス
❼ カフェ
❽ 学校の教室
❾ 塾・予備校
勉強場所の候補例


  • 最も嫌いな勉強科目を記入する
英語
嫌いな勉強科目の例


  • 勉強場所❶から順に記入した嫌いな科目を勉強する

開始時刻を記入して勉強をスタートし集中が切れた時点で終了時刻を記入する

勉強場所開始時刻終了時刻
❶ 自室16:2117:09
勉強場所❶での苦手科目の集中時間例


  • 5分休憩を挟んで同じ場所にて同様の作業を繰り返す

休憩後になかなか勉強に戻れなくなった時点で終了する

勉強場所開始時刻終了時刻
❶ 自室16:2117:09
❶ 自室17:1417:51
❶ 自室17:5618:24
勉強場所❶での苦手科目の集中試行例


  • 他の勉強場所でも同様の作業を試す
勉強場所開始時刻終了時刻
❶ 自室16:2117:09
❶ 自室17:1417:51
❶ 自室17:5618:24
❷ リビング16:3417:04
❷ リビング17:0917:44
❸ 自宅の廊下16:1116:56
❹ 図書館17:0117:48
❹ 図書館17:5318:21
❹ 図書館18:2618:57
❺ 公民館16:5717:22
❺ 公民館17:2718:02
❻ ファミレス16:4417:18
❻ ファミレス17:2317:59
❼ カフェ16:3617:11
❼ カフェ17:1617:57
❽ 学校の教室15:5616:33
❽ 学校の教室16:3817:09
❽ 学校の教室17:1417:49
❽ 学校の教室17:5418:28
❾ 塾・予備校16:4317:14
❾ 塾・予備校17:1917:51
❾ 塾・予備校17:5618:33
❾ 塾・予備校18:3819:11
各勉強場所での苦手科目の集中試行例


  • 合計の勉強時間が長い場所候補の上位4つを選ぶ
勉強場所合計の勉強時間(分)
❶ 自室113分
❷ リビング65分
❸ 自宅の廊下45分
❹ 図書館106分
❺ 公民館50分
❻ ファミレス70分
❼ カフェ76分
❽ 学校の教室147分
❾ 塾・予備校133分
各勉強場所での苦手科目の集中時間



  • 決まった勉強候補4つを効果的に使い回す

1つの候補場所で集中の限界が来たら別の候補場所に移動して勉強する


場所を移るタイミングには2通りあります。

1つ目は同じ日のうちに場所を変える場合、2つ目は一定の日数で場所を変える場合です。

人によって、どちらの方が集中力を持続できるかが異なるので、ぜひ2通りとも試してみてください。

時間帯候補場所
午前自室
午後図書館
夕方以降カフェ
1つ目の例
曜日候補場所
月・火・水自室
土・日図書館
木・金カフェ
2つ目の例



ここまでが整ったら、最後は1回あたりの勉強時間と勉強回数を徐々に増やしていきます。

具体的にやることは次の通りです。

  • 1回の勉強時間を1日1分ずつ増やす
  • 1日の勉強回数を1週間に1回ずつ増やす

1回あたりの勉強時間
4/9平均 34分
4/10平均 35分
4/11平均 36分
1日1分ずつ増やす例
1日あたりの勉強回数
4/122回
4/193回
4/264回
1週間で1回増やす例


上記を繰り返して、満足できる勉強時間に達したら、それがあなたにとって最適な勉強時間になります。


家で勉強する時には、勉強するスタイルを変えることでも勉強への飽きを解消することができます。

手法としては5つあり、それぞれ使うシーンは以下の通りです。

  • 座って勉強する
  • 立って勉強する
  • 歩きながら勉強する
  • 声に出して勉強する
  • 解説しながら勉強する
勉強手法マッチする勉強シーン
座って勉強参考書などの演習
立って勉強参考書などの読み込み
歩きながら勉強暗記内容の勉強
声に出して勉強暗記や音読内容の勉強
解説しながら勉強理解度を上げる復習
1週間で1回増やす例


家で勉強するときは、上記の内容を組み合わせながら進めると、勉強効率も上がりやすく、持続しやすいです。